ウイルス感染がパーキンソン病発症の引き金になる可能性
パーキンソン病の発症には、遺伝や農薬などに加え、ウイルス感染が関係する可能性も以前から指摘されています。米テキサスA&M大学の研究チームは、マウスに自然感染するタイラー脳脊髄炎ウイルスを使い、黒質のドーパミン神経細胞が失われる過程を調べました。感染したマウスでは運動協調性が低下し、ウイルスが体内から消えた後も20週間にわたり、パーキンソン病に似た運動障害が続きました。
現在の動物研究では遺伝子改変や毒性物質を使う方法が中心ですが、今回のモデルは感染を起点とした神経変性を調べられる点が特徴です。ただし、この結果はマウスで確認されたもので、ウイルス感染だけで人のパーキンソン病が発症すると示したものではありません。感染による損傷に遺伝的要因や環境要因が重なり、発症につながる可能性を検証するための研究基盤といえます。将来は発症予防や炎症を抑える治療の研究にも役立つことが期待されます。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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