なぜ男性に多い?パーキンソン病の男女差に新たな手がかり
パーキンソン病は男性に多く、女性は発症年齢が遅く比較的長く生活できることが知られています。しかし、なぜこのような違いが生まれるのかは十分に分かっていませんでした。
今回、欧州神経科学会議「FENS Forum 2026」で発表された研究では、研究チームがパーキンソン病患者73人と健常者24人の脳組織を解析し、5つの脳領域で遺伝子の働き方を比較しました。
その結果、神経細胞だけでなく、神経を支える「グリア細胞」にも男女差が存在することが分かりました。特に、エネルギーを作るミトコンドリアに関わる遺伝子や、神経を保護する髄鞘を作る遺伝子の働きに違いがみられました。
研究者は、こうした違いが症状の現れ方や進行速度の差につながっている可能性があると考えています。また、DNA配列そのものではなく、遺伝子のスイッチの入り切りを調整する「エピジェネティクス」の変化が重要な役割を果たしている可能性も示されました。
現在の治療は男女をほぼ同じ方法で行っていますが、将来は性別や遺伝的背景に応じた個別化治療につながる可能性があります。
詳しい内容は元記事をご覧ください。
出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
この記事をシェア
パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン
知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。