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レボドパの効果を高め副作用を減らす新薬候補 動物実験で有望な結果

パーキンソン病治療の標準薬であるレボドパ(L-dopa)は、多くの患者の運動症状を改善してきました。しかし長期間使用すると、薬の効き目が安定しなくなる「ウェアリングオフ」や、自分の意思とは関係なく体が動いてしまう「ジスキネジア」が大きな課題になります。

米カリフォルニア大学サンディエゴ校発の創薬企業Sinopia Biosciencesは、新たな薬剤候補「SB-0110」がこうした問題を同時に改善できる可能性を発表しました。研究成果は科学誌「Science Translational Medicine」に掲載されています。

研究では、パーキンソン病モデルのげっ歯類と霊長類を対象に検証が行われました。その結果、SB-0110をレボドパと併用すると、レボドパ単独では十分な効果が得られなかった動物で運動機能が改善し、さらにジスキネジアも大きく減少しました。

研究チームは、脳内の「PKA-II」というシグナル経路に作用することで、レボドパの有効性を維持しながら副作用につながる遺伝子変化を抑えている可能性があると説明しています。また、この化合物は過去に海外で使用実績のある心臓病治療薬をもとに開発されており、安全性の面でも期待されています。

現在は毒性試験などが進められており、2027年にも初めてのヒト試験開始を目指しています。実用化までには6〜7年程度かかる見込みですが、レボドパ治療を長く続ける患者にとって大きな希望となる研究です。

詳しい内容は元記事をご覧ください。

出典

  • Medical Xpress (サイエンスX編集部(Science X staff) / 2026-07-16)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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