中国で個別化パーキンソン病治療拠点拡大 SPARK療法連携病院が増加
中国でパーキンソン病に対する個別化治療の取り組みが広がっています。2026年5月、銀河脳科学はパーキンソン病向けSPARK療法(SCAN-Parkinson's)の全国協力医療機関リストを発表し、盈康生命グループ傘下の四川友誼医院と青島盈海医院が新たに選定されました。
SPARK療法は、患者ごとの脳機能ネットワークを詳細に解析し、個別化した神経調節を行うことを目指す治療アプローチです。四川友誼医院では2025年末から個体脳機能解析技術(pBFS)を導入し、2026年には脳疾患の精密診療拠点として運用を開始しました。これまでパーキンソン病、アルツハイマー病、自閉スペクトラム症、脳卒中後遺症などを対象に治療を進めているとしています。
また、盈康生命グループでは脳深部刺激療法(DBS)にも力を入れています。山西盈康一生総医院では2025年に37例の脳ペースメーカー植込み手術を実施し、刺激方向を調整できる方向性電極や、全身麻酔下で行う「asleep DBS」など新しい技術を導入しました。これにより、高齢患者への適応拡大や副作用軽減を目指しています。
さらに、神経リハビリテーション分野でも体制整備が進められています。四川友誼医院では運動療法、作業療法、言語訓練、認知訓練、嚥下訓練などを組み合わせ、脳卒中や脳外傷後遺症、脊髄損傷患者への包括的なリハビリを提供しています。
今回の発表は、中国国内で脳科学とデジタル技術を組み合わせた個別化医療への投資が進んでいることを示しています。ただし、SPARK療法やpBFS技術については、現時点では大規模な国際臨床試験による有効性検証が十分に確立された段階ではありません。今後は長期的な臨床成績や第三者評価が重要になると考えられます。
患者や家族にとっては、新しい治療技術の開発が進んでいることは希望につながりますが、治療選択にあたっては科学的根拠や実績を十分確認しながら判断することが大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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