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PDニュース 日本 2026年7月2日 薬事日報 音声あり

iPS神経細胞の老化誘導技術、創薬研究を効率化へ

順天堂大学、慶應義塾大学、東京大学、昭和医科大学などの研究グループは、ATMキナーゼ阻害剤KU60019を使い、ヒトiPS細胞由来神経細胞に老化に似た特徴を誘導する技術を開発しました。パーキンソン病やアルツハイマー病のように高齢で発症しやすい病気では、iPS細胞で加齢の影響を再現しにくい課題がありました。今回の技術により、病態解析や治療薬候補の探索が効率化する可能性があります。

順天堂大学大学院医学研究科ゲノム・再生医療センターと慶應義塾大学、東京大学、昭和医科大学などの共同研究グループは、ヒトiPS細胞由来神経細胞に老化に似た状態を誘導する新技術を開発しました。
使われたのは、ATMキナーゼ阻害剤KU60019です。
iPS細胞は患者の遺伝情報を反映した病気モデルを作れる一方、作製の過程で細胞の老化情報がリセットされます。
そのため、パーキンソン病やアルツハイマー病のように加齢と関係が深い病気では、病態を十分に再現しにくいことが課題でした。
研究では、KU60019をドパミン神経細胞に処理することで、神経突起の伸長や電気的活動が促進され、細胞老化に関連する複数の特徴も確認されました。
パーキンソン病モデルでは、疾患由来ドパミン神経細胞で細胞死に関わる変化がより明確に認められたといいます。
この成果は、すぐに患者へ使う治療ではありません。
しかし、病気の仕組みを短期間で調…

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