パーキンソン病のよだれ症状に新治療 注射で負担軽減へ
パーキンソン病が進行すると、唾液を飲み込む力が低下し、よだれが口からあふれる「慢性流涎(りゅうぜん)」が現れることがあります。この症状は見過ごされがちですが、患者本人だけでなく家族や介護者にも大きな負担を与えます。
慢性流涎では衣服や寝具が汚れやすくなり、頻繁な着替えや洗濯が必要になります。また、口元の皮膚トラブルや会話・食事のしづらさに加え、人目を気にして外出を控えるなど、心理的な影響も少なくありません。
こうした中、2025年からボツリヌス毒素製剤「ゼオマイン」が治療に使用できるようになりました。耳下腺などに注射することで唾液分泌に関わる神経伝達を抑え、唾液量を減らします。効果は約4か月続くとされ、慢性流涎に対する新しい薬物療法として期待されています。
記事では、脳性まひの患者が治験参加後にタオル使用量が大幅に減少し、日常生活が改善した事例も紹介されています。一方で、唾液が減りすぎたり、飲み込み機能に影響したりする可能性もあり、適切な管理のもとで治療を行う必要があります。
パーキンソン病では運動症状だけでなく、こうした非運動症状も生活の質を大きく左右します。症状を我慢せず、医療者へ相談することが大切です。
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出典
本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。
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