PDニュース 新着 音声あり · アプリで聴く

農薬曝露とパーキンソン病リスクの関連に再び注目

パーキンソン病と農薬曝露の関連について、新たな関心が高まっています。Daily Jangは、米テキサス州リオグランデバレー地域で行われている研究や患者の事例を紹介しながら、農薬が発症リスクに与える影響について報じました。

パーキンソン病は運動機能に影響を及ぼす進行性の神経変性疾患で、世界で最も急速に増加している神経疾患の一つとされています。2050年までに世界の患者数は2,500万人を超える可能性があると予測されています。

研究者らによると、パーキンソン病の80%以上は遺伝だけでは説明できず、環境要因が大きく関与している可能性があります。特に注目されているのが除草剤パラコートです。複数の疫学研究では、パラコートが散布される農地の近くで生活したり働いたりする人々において、パーキンソン病リスクが高まる傾向が報告されています。

テキサス州の神経科学者ケルシー・ベイカー(Kelsey Baker)氏は、農薬曝露歴のある患者では脳画像上の異常や脳と身体の情報伝達の変化がより顕著にみられることを確認しました。また、元教師のレオ・アルマンド・ラミレス(Leo Armando Ramirez Sr.)氏や元看護師のエスメラルダ・マイラ・ガルサ(Esmeralda Myla Garza)氏は、幼少期から農作業中に農薬へ曝露されていた経験があり、自身の発症との関連を疑っています。

一方で、米国環境保護庁(EPA)はさらなる検証が必要との立場を維持しています。しかし、パラコートはすでに74か国以上で禁止または段階的廃止が進められており、患者団体や研究者からは予防原則に基づく規制強化を求める声が広がっています。

パーキンソン病は治療法の開発だけでなく、発症を防ぐための環境対策も重要です。今回の報道は、私たちの身近な生活環境が脳の健康に与える影響について改めて考える機会を与えてくれます。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

この記事をシェア

パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン

知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。

App Store Google Play