MND研究に希望 治療開発が加速する理由

イギリスのSky Sportsが、運動ニューロン病(MND)について、英国MND協会の主任科学者ブライアン・ディッキー博士(Brian Dickie)へのインタビューを特集しました。

MNDは、脳から筋肉へ命令を送る「運動ニューロン」が徐々に壊れていく神経疾患です。筋力低下やまひ、発話や飲み込みの障害などが進行し、診断後2年以内に半数が亡くなる非常に重い病気です。

記事では、ラグビー界のロブ・バロウ氏やドディ・ウィア氏、元イングランド代表ルイス・ムーディ氏など、多くの著名スポーツ選手がMNDと闘ってきたことも紹介されています。

ディッキー博士は、「症状が出る何十年も前から病気は始まっている可能性がある」と説明しています。脳は長い間、障害を補い続けますが、限界を超えると転びやすさや握力低下などの症状として現れるといいます。

また、スポーツとの関連については、「まだ結論は出ていない」としながらも、高強度運動や繰り返しの衝撃、代謝の高さなどが研究対象になっていると語りました。ただし、運動自体は多くの病気予防に有益であり、単純に“スポーツが原因”とは言えないと慎重な姿勢を示しています。

現在は、遺伝子型に応じた治療研究が進み、一部では病気の進行を長期間安定化させる薬剤も登場し始めています。博士は「まだトンネルの出口は見えていないが、列車は確実に正しい方向へ加速している」と表現しました。

神経変性疾患の研究は、パーキンソン病やアルツハイマー病とも共通点が多く、早期診断や神経保護治療の重要性が改めて注目されています。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

  • Sky Sports (Geraint Hughes(original name) / 2026-05-07)

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

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