血液蛋白で7年前予測?パーキンソン病研究に期待と慎重論

パーキンソン病を、はっきりした運動症状が出るより前に見つけられるかもしれない――。そんな可能性を示す研究が報じられました。

英独の研究チームは、患者や高リスク群、健康な人の血液を比較し、発症と関連の深い8種類の蛋白質を特定しました。機械学習を組み合わせることで、動作の遅れや震えなどの典型症状が出る約7年前から、将来の発症リスクを約79%の精度で予測できる可能性があるとしています。

パーキンソン病は、症状が表面化した時にはすでに脳内の神経細胞がかなり傷んでいることが多く、早期に気づけるかどうかが大きな課題です。その意味で、血液検査のように負担の少ない方法で手がかりを得られるなら、将来の診断や新薬開発に役立つ可能性があります。

ただし専門家は、今回の研究はまだ慎重に受け止めるべきだと指摘します。対象人数が多いとは言えず、見つかった蛋白質が病気の原因なのか、結果として増減しているだけなのかも、まだはっきりしていません。海外の結果をそのまま台湾や他地域に当てはめることもできず、今後はより大規模で長期的な検証が必要です。

期待できる研究である一方、今すぐ一般の人が検査を急ぐ段階ではない、という冷静な見方も大切です。技術の進歩に希望を持ちながらも、規則正しい生活や運動、睡眠など、今できる基本的な健康管理を続けることが、やはり脳を守る土台になりそうです。

詳しい内容は元記事をご覧ください

出典

本記事は情報提供を目的としたもので、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。症状や治療方針については主治医にご相談ください。

この記事をシェア

パーキンソン病とともに生きる毎日を、
生活のリズムから支えるデジタルコンパニオン

知りたい情報をあつめることから、薬・栄養・活動を「その日の時間」に合わせて整えることまで。患者さんとご家族の毎日を支えます。

App Store Google Play
診断されたばかりの方へ 診断されたばかりの方はこちら。見通し・治療・制度の情報を、読む順にご案内します。